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ピックルボールパドルの偽物を見抜く!正規品の選び方

パドル 安心な正規品のおすすめモデル ピックルボール

近年、SFIA(スポーツ&フィットネス産業協会)の調査で、3年連続「アメリカで最も急成長しているスポーツ」に選ばれるなど、世界中で人気が急上昇しているピックルボールですが、その人気に伴い、残念ながら偽物のパドルが市場に出回るケースが増えています。

フリマアプリなどで定価より大幅に安い商品を見かけるとつい購入したくなるかもしれません。しかし、ピックルボールのパドルには本物と偽物で明確な違いがあり、その見分け方を知らないと後悔することになります。

特に初心者の方は、どのような選び方をすれば良いのか迷うことも多いでしょう。この記事では偽物の特徴から、性能を左右する素材や寿命、壊れた際の修理の可否、そして問題視されるトランポリン効果まで詳しく解説します。

信頼できるメーカーや販売店、おすすめのモデルを知り、安心して購入するためのポイントを押さえておきましょう。

【記事のポイント】

  • 偽物と正規品の具体的な違いがわかる
  • 安全なパドルの選び方と購入方法がわかる
  • 信頼できるメーカーとおすすめモデルがわかる
  • パドルの性能や寿命に関する知識が深まる

市場に出回るピックルボールパドル偽物の実態

市場に出回るピックルボールパドル偽物の実態ピックルマニア・イメージ

  • 正規品との決定的な違いとは
  • 購入前に確認したい見分け方
  • 性能を大きく左右する素材の違い
  • 違反のトランポリン効果に注意
  • 寿命で壊れたパドルの修理について

正規品との決定的な違いとは

パドル 正規品との決定的な違いとはピックルマニア・イメージ

ピックルボールパドルの正規品と偽物には、一見しただけでは分かりにくいものの、注意深く観察すれば見抜ける決定的な違いがいくつか存在します。これらを事前に理解しておくことが、粗悪品を避け、安全にピックルボールを楽しむための第一歩となります。

まず最も顕著で分かりやすい違いは、価格設定と販売されているルートです。

例えば、トッププロも使用するSelkirkやJOOLAといったハイエンドブランドのパドルは、最新モデルであれば定価250ドル(日本円で3万円以上)することも珍しくありません。

このような製品が、フリマアプリや知名度の低いオンラインショップで100ドル以下といった極端な安値で販売されている場合、それは偽物か、あるいは盗品である可能性を強く疑うべきです。

多くのトップブランドは、築き上げてきたブランド価値と正規販売網を保護するため、認定ディーラー以外での大幅な割引販売を厳しく制限しています。例外的に旧モデルがセールになることはあっても、最新モデルが半額以下になることはまずあり得ません。

そして次に、製品そのものの品質にも雲泥の差が現れます。偽物は製造コストを極限まで切り詰めるため、細部の仕上げが非常に雑です。

品質チェックの具体例

塗装とロゴの仕上げ:正規品のロゴはクリアでシャープに印刷されていますが、偽物は滲んでいたりかすれていたり、あるいは単なるステッカーであったりします。パドルの表面塗装にもムラが多く、わずかな衝撃で剥がれてしまうこともあります。

エッジガードとグリップ:正規品はパドル側面を保護するエッジガードが隙間なく綺麗に接着されています。一方、偽物は接着が甘く、すぐに剥がれてきたり、そもそもサイズが合っていなかったりします。グリップテープも質の悪いものが巻かれており、握り心地が悪く耐久性も劣ります。

そして、決定的な違いが保証とアフターサービスの有無です。Selkirkが提供する限定生涯保証のように、多くの正規メーカーは自社製品に自信を持っているため、手厚い製品保証を付帯させています。(参照:Selkirk公式サイト 保証ポリシー

万が一、製造上の欠陥や通常使用での破損があった場合、無償での交換や修理といったサポートを受けられます。しかし、偽物には当然ながらそのような保証は一切存在しません。

購入直後に壊れたとしても泣き寝入りするしかないのです。このアフターサービスの有無は、安心してプレーを続ける上で極めて重要なポイントと言えます。

正規品と偽物の主な違い
項目 正規品 偽物
価格 定価または適正な割引価格 定価からかけ離れた極端な安値
品質 ロゴや塗装など、細部まで高品質 仕上げが雑で、作りに粗が見られる
保証 メーカー保証やアフターサービスあり 保証は一切なく、サポートも皆無
販売元 公式サイトや正規認定ディーラー 個人売買サイト、怪しいECサイト

購入前に確認したい見分け方

パドル 購入前に確認したい見分け方ピックルマニア・イメージ

偽物を購入してしまうという失敗を避けるため、購入前にはいくつかのポイントを注意深く確認する習慣をつけることが重要です。特に、商品を直接手に取って確認できないオンラインでの個人売買では、最大限の注意を払う必要があります。

第1に、出品されている商品の写真を隅々までチェックしましょう。可能であれば、公式サイトで公開されている正規品の高解像度な写真と見比べて、細部に違いがないかを確認します。

ロゴのフォントや位置、デザインの微妙な差異、カラーリングの正確性など、比較すべき点は多数あります。もし、出品者が掲載している写真が不鮮明であったり、角度が限定的であったり、あるいは公式サイトの画像を無断で転載しているだけであったりする場合は、何かを隠している可能性があり、非常に危険です。

「商品の実物写真を追加でアップロードしてもらえませんか?」と質問してみるのも有効な手段です。誠実な出品者であれば応じてくれますが、これを拒否したり、はぐらかしたりする場合は取引を中止すべきでしょう。

第2に、出品者の評価や過去の取引履歴も重要な判断材料となります。同じブランドのパドルを、個人とは思えないほどの数量、かつ継続的に安値で出品しているアカウントは、非正規のルートで偽物を仕入れている可能性が高いと考えられます。

中には、スポンサー契約を結んでいるプロ選手が支給された余剰品を販売するケースも稀にありますが、その場合でも市場価格を大きく下回ることは考えにくく、また出品数も限られます。

第3に、海外のECサイト、特にAliexpress、Temu、DHGateなどで販売されているノーブランド品やコピー品には絶対に手を出さないことです。

これらの商品は有名ブランドのデザインを巧妙に模倣しており、「有名ブランドと同じ工場から流れているアウトレット品」などと、もっともらしい説明で販売されていることがあります。しかし、実際には品質管理基準や使用されている素材が全く異なる、単なる粗悪な模倣品です。

一部には「insum」のように、人気パドルの偽物を作ることで知られるメーカーも存在するため、ブランド名だけでなく、その価格の安さにも警戒が必要です。

個人売買サイトでのチェックリスト

  • ☐ 商品の写真は実物かつ鮮明か?
  • ☐ 公式サイトの写真と比較して不審な点はないか?
  • ☐ 同じ商品を大量・継続的に安値で出品していないか?
  • ☐ 出品者の評価や過去の取引に問題はないか?
  • ☐ 価格が市場価格から著しく逸脱していないか?

これらの項目に一つでも懸念があれば、その取引は見送るのが賢明でしょう。

性能を大きく左右する素材の違い

パドル 性能を大きく左右する素材の違いピックルマニア・イメージ

パドルの性能、すなわち打球感、コントロール、パワー、スピン性能は、その心臓部である「コア材」と、ボールと直接接触する「表面素材」の組み合わせによって決定されます。

正規品と偽物では、この最も重要な素材の質に天と地ほどの差があり、それがプレーの質に直接反映されると言っても過言ではありません。

現在主流となっている正規品の多くは、コア材にポリプロピレン製のハニカムコアを採用しています。

蜂の巣のような六角形の集合体構造を持つこの素材は、軽量でありながら優れた衝撃吸収性と剛性を両立させています。これにより、打球時の不快な振動を抑え、ボールをコントロールしやすい安定した打感を生み出します。

一方、表面素材には、ボールに強烈な回転をかけるためのRAW(未塗装)カーボンファイバー(T700など)や、反発力と耐久性のバランスが良いファイバーグラスなどが使用されます。各メーカーはSelkirkの「Selkirk Labs」に代表されるような独自の研究開発部門を設け、日々、素材技術の革新に取り組んでいます。

これに対し、偽物は製造コストを削減することが至上命題であるため、これらの高品質な素材の代わりに、機能性が著しく劣る安価で質の低い代替素材を使用している可能性が非常に高いです。

見た目だけを似せようと、表面にカーボン柄をプリントしただけのものも存在します。内部構造が全く異なるため、プレーにおいて以下のような致命的な問題が発生します。

  • スイートスポットが極端に狭い:パドルの芯でボールを捉えない限り、全く飛ばずに失速してしまいます。これによりショットが安定せず、上達の大きな妨げとなります。
  • 打感が悪く、体に負担がかかる:コア材が衝撃を吸収しないため、打球のたびに不快な振動が腕や肘に直接伝わります。これが原因で、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)などの怪我を引き起こすリスクが高まります。
  • 耐久性が極めて低い:素材自体の強度が弱いため、少し強く打っただけで表面が剥がれたり、内部のコアが潰れて「デッドスポット」と呼ばれる反応のない部分が生まれたりします。

このように、素材の違いは単なる品質の優劣に留まらず、プレーの楽しさ、上達の速度、そして何よりもプレイヤー自身の身体の安全にまで直結する、極めて重要な問題なのです。

違反のトランポリン効果に注意

ピックルボール 違反のトランポリン効果に注意ピックルマニア・イメージ

ピックルボールは誰もが公平な条件で楽しめるように、用具に関する厳格な公式ルールが定められています。その中でも特に重要視されているのがパドルの性能、とりわけ反発力に関する基準です。

ボールが必要以上に弾みすぎてしまう現象は「トランポリン効果」と呼ばれ、ラリーの応酬が困難になり、競技の公平性を著しく損なうため厳しく規制されています。

この用具の公平性という点で、ピックルボール業界に大きな衝撃と議論を巻き起こしたのが、人気ブランドJOOLAと、アメリカの統括団体である全米ピックルボール協会(USA Pickleball)との間で繰り広げられた訴訟問題です。

JOOLA Gen3パドルを巡る訴訟の概要

USA Pickleballは、公式トーナメントで使用できるパドルの認可リストを公開しています。彼らの主張によれば、JOOLAは認可を取得するために提出した試作品(プロトタイプ)と、実際に市場で販売された製品とで、内部構造を意図的に変更していました。

具体的には、市販品は内部のフォーム素材を増量することで、基準値を超える「トランポリン効果」を生み出しており、これは消費者を欺く「すり替え商法」にあたる詐欺行為だとして、当該パドルの認可をリストから削除しました。

これに対しJOOLA側も、協会の手続きに不備があったとして反訴するなど、問題は現在も法廷で争われています。

この一件が示すのは、たとえ世界的に有名なトップブランドであっても、競争の激化から意図的にルールの抜け穴を突いて規定以上の性能を持たせようとするケースがあり得るという事実です。

ましてや、何の規制も受けずに製造される偽物やコピー品においては、反発係数や表面摩擦などの性能値が全く管理されていないと考えて間違いありません。

そのようなパドルを使用することは、知らず知らずのうちにルール違反を犯していることになりかねませんし、公式な試合では失格となる可能性もあります。

また、ボールが自分の予測以上に飛びすぎてしまうため、正確なコントロールが極めて困難になり、上達の大きな妨げとなるでしょう。(参照:USA Pickleball 公式ルールブック

寿命で壊れたパドルの修理について

寿命で壊れたパドルの修理についてピックルマニア・イメージ

どれだけ丁寧に扱っていても、パドルはボールを打ち返すという衝撃を受け続けるため、消耗品であることに変わりはありません。しかし、正規品と偽物ではその寿命の長さに大きな違いがあるだけでなく、万が一壊れてしまった後の対応が全く異なります。

前述の通り、正規品は耐久性の高い高品質な素材を用い、厳格な品質管理基準のもとで製造されているため、適切なメンテナンスを行えば長期間にわたって性能を維持することができます。

一般的なパドルの寿命はプレイヤーの使用頻度にもよりますが、1年から3年程度が一つの目安とされています。多くのメーカーは数ヶ月から1年、中には限定的な生涯保証を付けるブランドもあり、この保証期間内に通常の使用で破損した場合は、無償での修理や新品への交換といった手厚いサポートが期待できます。

一方で、偽物や無許可のコピー品は、そもそも品質が極めて低いため非常に壊れやすいという特徴があります。数回使っただけでエッジガードが剥がれたり、少し強くボールを打っただけで表面にひびが入ったり、内部のコアが潰れて打球音が変化したりといったトラブルが頻発します。

そして最も重要な点は、これらの製品には一切の保証が存在しないということです。

偽物が壊れた場合のリスク

偽物を購入してしまった場合、それが壊れても修理や交換を依頼する先はどこにもありません。販売者に連絡しても無視されるか、アカウント自体が消えているケースがほとんどです。

結局は「安物買いの銭失い」となり、すぐに新しいパドルを買い直す羽目になります。初期投資を抑えたつもりがかえって高くついてしまうのです。

  正規品(入門モデル) 偽物
初期費用 約15,000円 約8,000円
予想寿命 2年 3ヶ月
2年間の総コスト 15,000円 8,000円 × 8回 = 64,000円

※上記はあくまで一例ですが、長期的に見れば正規品の方が圧倒的にコストパフォーマンスに優れていることが分かります。

パドルを長持ちさせるためには、プレー後に汗や汚れを拭き取る、高温多湿や直射日光を避けて保管する、専用のカバーに入れるといった基本的なメンテナンスも大切です。

しかしそれ以前に、信頼できる品質と保証を備えた製品を選ぶことが、結果的に最も経済的で賢明な選択と言えるでしょう。

偽物を避けるピックルボールパドルの選び方

偽物を避けるピックルボールパドルの選び方ピックルマニア・イメージ

  • 初心者がまず知っておくべきこと
  • 後悔しないためのパドルの選び方
  • 信頼できるメーカーや販売店はどこ?
  • 安心な正規品のおすすめモデル
  • 安全に購入するための最終チェック
  • ピックルボールパドル偽物に関するまとめ

初心者がまず知っておくべきこと

パドル 初心者がまず知っておくべきことピックルマニア・イメージ

ピックルボールをこれから本格的に始めようという初心者にとって、数多く市場に出回っているパドルの中から最初の一本を選ぶのは、楽しくもあり、また難しい作業かもしれません。

その際に陥りがちなのが、「まだ続くかわからないから、とりあえず安いものでいいや」という考え方で、安易に偽物や出自の不明なコピー品に手を出してしまうことです。

しかし、この最初の選択が今後のピックルボールライフを大きく左右することをぜひ知っておいてください。

初心者の時期に質の悪いパドルを使う最大の問題点は、正しいフォームやボールを打つ感覚(打感)を身につけるのを著しく妨げることです。

運動技術の習得は、体からの安定したフィードバックを脳が学習することで成り立ちます。しかしスイートスポットが極端に狭く、打つたびに反応が変わるような偽物パドルでは、一貫性のないフィードバックしか得られません。

ボールが意図した通りに飛ばないのが、自分のスイングが悪いのか、それとも道具が悪いのか、初心者にはその判断がつきません。これでは上達が遅れるだけでなく、ピックルボール本来の「ラリーが続く楽しさ」を感じる前に、面白くないと感じてやめてしまう可能性すらあります。

初心者におすすめなのは高価なプロモデルではなく、「軽くて扱いやすい」「スイートスポットが広い」「打感が安定している」という3つの条件を満たした正規品の入門モデルです。

FranklinやSix Zero、あるいは大手ブランドの廉価版ライン(SelkirkのSLKシリーズなど)は、比較的手頃な価格帯でこれらの条件を満たす品質の良いパドルを多数ラインナップしています。

まずは5,000円から15,000円程度の予算で、信頼できるメーカーの入門モデルから始めてみるのが賢明です。しっかりとした道具で基本を身につけ、自分のプレースタイル(攻撃が好きか、守りが得意かなど)が確立してきた段階で、より高性能なモデルへステップアップしていくのが、最も確実で楽しい上達への道筋でしょう。

後悔しないためのパドルの選び方

後悔しないためのパドルの選び方ピックルマニア・イメージ

偽物を避け、自分に本当に合った正規品のパドルを選ぶためには、価格やデザインといった見た目の要素だけでなく、パドルの性能を決定づけるスペックを正しく理解し、自分の体格や目指すプレースタイルと照らし合わせて判断する必要があります。

1. 重さ(ウェイト)

パドルの重さは、ショットのパワーとラケットの操作性に直接影響を与える最も重要な要素の一つです。一般的に7.0オンス(約198g)から8.5オンス(約240g)以上の範囲で販売されています。

  • 軽量(7.0〜7.5オンス):操作性が高く、素早い反応が求められるネットプレーで有利。腕への負担が少ないため、初心者や女性、力の弱い方におすすめです。ただし、パワーは出しにくい傾向があります。
  • 中量(7.6〜8.2オンス):パワーとコントロールのバランスが取れており、最も多くのプレイヤーに選ばれている重量帯です。オールラウンドなプレーに対応できます。
  • 重量(8.3オンス以上):ラケット自体の重さを利用して強力なパワーショットが打てます。ただし、操作性が犠牲になるため、相応の筋力と技術が求められます。

単純な総重量だけでなく、重心の位置によって決まる「スイングウェイト(振った時の重さ)」も重要ですが、まずはこの3つの区分を参考に選ぶと良いでしょう。

2. グリップサイズ

グリップの太さも安定したショットを打つ上で見過ごせないポイントです。グリップが細すぎるとインパクトの瞬間に手の中でパドルがぶれやすくなり、逆に太すぎると手首の自由な動きが妨げられ、繊細なタッチショットが難しくなります。

簡易的な目安として、グリップを握った際に指先と手のひらの間に人差し指が一本入る程度の隙間があるのが適切なサイズとされています。

3. 素材と形状

前述の通り、パドルの打球感やスピン性能は素材によって大きく異なります。また、形状もプレースタイルに影響を与えます。

  • 表面素材:スピンを重視するならRAWカーボンファイバー、パワーと打感を両立させたいならファイバーグラスなど、自分の求める性能に合わせて選びましょう。
  • 形状:伝統的な「ワイドボディ(オーバル型)」はスイートスポットが広くミスに強いのが特徴です。一方、縦長の「エロンゲーテッド(細長型)」はリーチが長くなり、テニス経験者にはバックハンドが打ちやすいという利点があります。

スペックだけでは分からないのが、最終的な「フィーリング」です。もし可能であれば、専門店などで実際に試打をさせてもらい、自分の感覚に最もフィットするものを見つけるのが後悔しないための最良の方法です。

信頼できるメーカーや販売店はどこ?

パドル 信頼できるメーカーや販売店はどこ?ピックルマニア・イメージ

偽物や粗悪品を100%避けるための最も確実な方法は、信頼できるメーカーの製品を、信頼できる正規販売店から購入することです。

実はピックルボールにはテニス以上に非常に多くのメーカーが存在しますが、ここでは特に市場で高い評価を得ている主要なブランドと、日本国内で購入できる正規販売店をご紹介します。

主要なピックルボールパドルメーカー

ここで紹介するメーカーの製品は、その多くがUSA Pickleballの認可を受けており、公式な試合でも使用することができます。

ブランド名 特徴 価格帯の目安
Selkirk(セルカーク) アメリカの業界最大手。革新的な技術開発と高い品質管理で、初心者からトッププロまで絶大な信頼を得ている。 $100 – $250+
JOOLA(ヨーラ) 卓球で有名なドイツの老舗メーカー。高品質な素材と攻撃的な性能で、競技志向の上級者に人気。 $100 – $230
CRBN(カーボン) RAWカーボンファイバー製パドルを市場に広めた先駆者。スピン性能とコントロール性を求めるプレイヤーに最適。 $180 – $200
ProKennex(プロケネックス) 独自の「キネティック・テクノロジー」で、テニス肘などの怪我のリスクを軽減するパドルを開発。腕への優しさを求めるなら第一候補。 $140 – $200
Gearbox(ギアボックス) カーボンファイバーを一体成型するSST技術が特徴。非常に高い耐久性と安定した打感を持つ。 $150 – $250
Franklin(フランクリン) 総合スポーツメーカー。初心者にも手頃な価格で、USAPA認可の品質の良いパドルを多数提供している。 $40 – $100

日本国内の正規販売店舗・オンラインショップ

日本でもピックルボールの普及に伴い、安心して正規品を購入できる店舗やオンラインショップが増えてきました。

  • SANNO SPORTS(実店舗):東京・代田橋にある日本初のピックルボール専門店。150種類以上の豊富な品揃えを誇り、専門スタッフに相談しながら試打も可能。
  • スポーツショップアルペン(実店舗):Alpen TOKYO(新宿)など、一部の大型店舗でピックルボール用品の取り扱いを開始。実際に商品を手に取って確認できます。
  • Pickle-One(オンライン):国内外19以上のブランドを正規で取り扱う日本最大級の専門オンラインショップ。製品比較記事などコンテンツも充実。
  • ピックルボールスクエア(オンライン):パドルやボール、ネットなど、ピックルボール関連用品を専門に扱うオンラインショップ。

特にパドル選びに迷っている初心者の方は、専門知識を持ったスタッフに直接相談でき、試打も可能な実店舗に一度足を運んでみることを強くおすすめします。

安心な正規品のおすすめモデル

パドル 安心な正規品のおすすめモデルピックルマニア・イメージ

ここでは、数ある正規品の中から特に評価が高く、プレイヤーのレベルやスタイルに合わせて選べるおすすめのモデルをいくつか具体的にご紹介します。これらのモデルはすべてUSAPA(USA Pickleball)の認可を受けています。

【初心者向け】コストパフォーマンスに優れたモデル

モデル名 メーカー 特徴 価格帯
Franklin Signature Franklin 広いスイートスポットと扱いやすい重量バランス。初心者でもコントロールしやすく、コストパフォーマンスが非常に高い。 安価
Selkirk SLK Evo Selkirk トップブランドSelkirkの技術を手頃な価格で体験できるシリーズ。パワーとコントロールのバランスが良く、ステップアップにも最適。 中価格帯

【中級者〜上級者向け】性能を追求したモデル

モデル名 メーカー 特徴 価格帯
JOOLA Hyperion CFS 16 JOOLA トッププロ、ベン・ジョンズ使用モデル。カーボン製の打球面が強烈なスピンを生み出す、攻撃的なプレイヤー向けの高性能パドル。 高価格帯
ProKennex Ovation Flight ProKennex 独自の衝撃吸収システム「キネティック」を搭載し、腕への負担を大幅に軽減。操作性の高い形状で、長時間のプレーでも快適。 高価格帯

ここに挙げたのはあくまで代表的な一例です。各メーカーから毎年新しい技術を搭載したモデルが発売されていますので、自分のプレースタイルや予算、そして「これだ!」と感じるフィーリングを大切に、最適な一本を探してみてください。

安全に購入するための最終チェック

パドル 安全に購入するための最終チェックピックルマニア・イメージ

購入したいパドルが決まったら、取引を完了させる前に最後にいくつかの点をチェックして、安全な購入を確実なものにしましょう。特にオンラインショップで購入する場合は、以下のチェックリストを活用してください。

オンライン購入前の最終チェックリスト

  • 公式サイト・正規代理店か?
    購入サイトが、ブランド公式サイトか、サイト上に記載されている正規代理店(Authorized Dealer)であることを確認。URLのドメイン名(例: .com, .jp)が正しいかも見ましょう。
  • ウェブサイトの安全性は?
    URLが「https://」で始まっているか(通信が暗号化されているか)を確認。会社概要や特定商取引法に基づく表記がきちんと記載されているかも重要です。
  • 返品・交換ポリシーは明確か?
    万が一の事態に備え、返品や交換の条件が明確に記載されているかを確認します。「返品不可」となっているサイトには注意が必要です。
  • 製品保証の記載はあるか?
    購入するパドルにメーカー保証が付いているか、保証期間や内容が明記されているかを確認しましょう。
  • 支払い方法は安全か?
    クレジットカード決済や信頼できる決済サービスに対応しているか。銀行振込しか選択できないようなサイトは注意が必要です。

これらの基本的な確認を怠らないことが、偽物を掴まされるリスクを限りなくゼロに近づけます。

繰り返しになりますが、フリマアプリなどの個人売買サイトや、Amazonマーケットプレイスに出品している信頼性の低い海外業者からの購入は、偽物のリスクが非常に高いため推奨できません。

少し価格が高くても必ず正規のルートで購入することが、結果的に時間もお金も無駄にしない最善の方法といえるでしょう。

ピックルボールパドルの偽物に関する総括

  • ピックルボールの人気に伴い偽物パドルが市場に流通している
  • 偽物は価格が極端に安く個人売買サイトなどで見つかることが多い
  • 正規品との違いは価格、品質、保証の有無に現れる
  • 偽物はロゴの印刷や塗装など細部の仕上げが雑である
  • 偽物にはメーカー保証やアフターサービスが一切ない
  • 簡単な見分け方として出品者の評価や取引履歴の確認が有効
  • 偽物は安価で質の低い素材が使われており性能が劣る
  • 粗悪な素材はスイートスポットを狭くし打感を悪化させる
  • 公式ルールで規制されるトランポリン効果が管理されていない可能性がある
  • 偽物は寿命が短く壊れやすい上、修理や交換は不可能である
  • 初心者は安さで選ばず信頼できるメーカーの入門モデルを選ぶべき
  • パドル選びでは重さ、グリップサイズ、素材を考慮することが重要
  • 偽物を避けるには信頼できるメーカーと正規販売店での購入が最も確実
  • 日本国内にも専門店や正規オンラインショップが存在する
  • 購入前には返品ポリシーや製品保証の有無を必ず確認する

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