こんにちは。ピックルマニア、運営者の「マサル」です。
関西でピックルボールをやってみたいと思ったとき、自分の生活圏だとどこで体験できるのか?大阪や神戸といった関西の中心都市に初心者向けのスクールやコートはあるのか?といった疑問を抱く方は少なくないでしょう。
また、体験するためには自分のラケットを持っていなくても大丈夫なのか?どんな服装で行けばいいのか?など、疑問はいろいろと湧いてきますよね。
この記事では、関西でピックルボールを体験してみたいと思っている方へ、大阪をはじめ、神戸や京都などの主要都市で体験会を行っているサークルや、スクール情報についてもご紹介していきます。
その他にも、これからピックルボールをはじめてみたいと思っている方に役立つ情報もお届けしますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
【記事のポイント】
- 大阪や神戸を中心とした関西のおすすめ体験施設やスクール情報
- 滋賀や和歌山などで安く手軽に参加できるサークルやイベント
- 体験に行く前に知っておきたい服装やシューズの選び方
- 初心者が恥をかかないための最低限のルールとマナー
関西でピックルボール体験を楽しむ施設の比較
関西エリアでは本格的な専用コートから地域の体育館でのサークル活動まで、ここ数年でピックルボールを楽しめる環境が一気に整ってきました。
黎明期は情報を探すだけでも一苦労でしたが、現在では、自分の目的やライフスタイルに合わせて場所を選べるようになっています。ここでは、大阪、兵庫、京都、滋賀など、エリアや目的ごとに異なる施設の特色を、実際にプレーする目線で詳しく解説していきます。
大阪のスクールや教室で基礎から学ぶ
大阪府内では既存のテニススクールが新たなプログラムとしてピックルボールのクラスを開講するケースが急速に増えており、初心者が基礎からしっかり学ぶのに最適な環境が整っています。
「スポーツは基本が大事」とよく言われますが、ピックルボールも例外ではありません。最初にプロのコーチから正しいフォームやルールを教わることで、変な癖がつかず、スムーズに上達できるのがスクールの最大のメリットです。
例えば、業界大手であるテニス&バドミントンスクール・ノア(大阪通天閣前校・大阪久宝寺校)は、まだ経験のない初心者にとって非常にありがたい存在です。
最大の魅力は、なんといっても冷暖房完備のインドアコートであることでしょう。関西の夏は猛暑日が続き、外での運動は危険すら伴いますが、空調の効いた快適な環境なら熱中症を気にせずプレーに集中できます。
また、梅雨時期や冬の寒い日でも天候に左右されずに予定を組めるのは、継続する上で非常に重要なポイントです。
ノアのような大手スクールは、テニスやバドミントンの指導ノウハウを活かした体系的なカリキュラムを持っています。「はじめてクラス」では、パドルの持ち方から始まり、基本的なサーブ、レシーブ、そして簡単なラリーまでを丁寧に指導してくれます。
月会費制のスクールが多く、月額8,800円前後と費用はかかりますが、毎週決まった曜日に通うことで習慣化しやすく、同じクラスの仲間と仲良くなれるという副次的な効果もあります。
体験レッスンではラケット(パドル)やシューズを無料でレンタルできるため、道具を何も持っていなくても手ぶらで参加できるのが嬉しいポイントです。
また、ラスティテニス&ゴルフスクール(寝屋川・高槻)も要注目です。こちらは地域密着型の展開をしており、例えばラスティ寝屋川では平日のお昼間に「はじめてクラス」などを設定しています。
これにより、子育てがひと段落した主婦の方や、健康維持を目的としたシニア世代の方が無理なく通えるスケジュールが組まれています。逆に夕方以降のクラスもあるので、仕事帰りにストレス発散として汗を流したいビジネスパーソンにもぴったりでしょう。
さらに、吹田市にある江坂テニスセンターでは、平日と土曜日に体験レッスン枠を設けているほか、国際的なレーティングシステムと連携したイベントを開催するなど、少し慣れてきた後に目指すべき「競技志向」の受け皿も用意されています。
「まずは楽しく体験して、ゆくゆくは大会にも出てみたい」という野心をお持ちの方にとって、大阪エリアのスクール環境は非常に充実していると言えるでしょう。
大阪エリアのポイント
- 冷暖房完備のインドア施設が多く、季節を問わず快適にプレーできる。
- プロのコーチから体系的に教われるので、基礎が身につき上達が早い。
- 体験時は道具レンタルが無料のスクールが多く、初期投資ゼロで始められる。
- クラス制のため、定期的に通うことで練習仲間を作りやすい。
神戸にある日本最大級の専用コート
もしあなたが「形から入りたい」「最初から最高の環境でプレーしてみたい」と考えているなら、兵庫県神戸市にあるDIADEM PICKLEBALL KOBE(ダイアデム ピックルボール 神戸)は絶対に外せないスポットです。関西のみならず、日本のピックルボールシーンにおけるランドマーク的な存在になりつつあります。
2025年7月にオープンしたばかりのこの施設は、日本最大級のピックルボール専用インドア施設ですが、「専用」という言葉の響き以上に、実際に足を運んでみるとその違いに驚かされます。
多くの施設ではテニスコートやバドミントンコートにテープで線を引いて兼用していますが、ここでは最初からピックルボール専用のラインが引かれ、専用のネットが常設されています。
視覚的なストレスがなく、床の素材もピックルボールに適した仕様になっているため、打球音やボールの弾み方が素晴らしく、プレーしていて気持ちが良いと評判です。
施設面も非常に充実しており、プレー後に汗を流せるシャワー室や更衣室はもちろん、最新のパドルやウェアを扱うプロショップ、くつろげるラウンジまで完備されています。JR新長田駅から徒歩2分というアクセスの良さもあり、大阪方面から遠征してくるプレーヤーも少なくありません。
料金システムは1時間あたりのコートレンタル制(4,400円程度)が基本ですが、私が特におすすめしたいのは「オープンプレイ」というシステムです。これは、一人でふらっと行っても、その場に集まった人たちと即席ペアを組んでゲームを楽しめるという、本場アメリカでは一般的なスタイルです。
「周りに一緒にプレイする友達がいない」という悩みは、ここでは無用です。スタッフさんがレベルに合わせてマッチングしてくれるので、初心者でも上級者に気兼ねすることなく楽しめますし、ここでの出会いがきっかけでコミュニティが広がることも珍しくありません。
さらにレンタル用品も充実しており、パドル、シューズともに数百円で借りることができます。最新モデルのパドルを試打できる機会もあるため、道具選びの参考にするために訪れるのも賢い使い方です。
「日本最大級」「専用コート」「雨天中止なし」といった好条件が揃ったダイアデムピックルボール神戸は、まさに関西のピックルボーラーが集まる聖地のような場所です。体験イベントも頻繁に開催されているので、公式サイトのスケジュールをチェックして、まずは一度その空気を肌で感じてみてください。
オープンプレイとは?
予約なし(または事前登録)で特定の時間帯に集まり、ランダムに参加者同士で試合を回す形式のこと。仲間がいなくてもゲームを楽しめるのが最大のメリットであり、ピックルボール特有のフレンドリーな文化を象徴するシステムです^^
滋賀や京都のリーズナブルなサークル活動情報
「スクールに通うほど本格的じゃなくていい」「もっと気軽に、お財布に優しく楽しみたい」という方には、滋賀や京都、和歌山で見られる地域密着型の活動が非常におすすめです。これらのエリアでは豪華な商業施設よりも、公共の体育館や市民センターを活用した「安くて楽しい」モデルが定着しています。
まず滋賀県ですが、ここでは滋賀ダイハツアリーナのような県立の大型公共施設が牽引役となっています。水曜日の午前中や金曜日の夜間などに定期的なイベントが開催されており、参加費は1回1,320円程度です。
この価格にはパドルやボールのレンタル代も含まれていることが多く、「手ぶらでOK」を強く打ち出しています。広いアリーナでのプレーは開放感があり、親子連れや地域の仲良しグループで参加されている方もよく見かけます。
また、東近江市の「くまのこピックルボールクラブ」のような市民サークルでは、小学校の体育館を利用することで参加費を数百円レベルに抑えています。営利目的ではないため、非常にアットホームな雰囲気で、初心者でも温かく迎え入れてくれるでしょう。
次に京都府ですが、ここではサングリーンスポーツ(京都市伏見区)がユニークな取り組みをしています。なんとここは深夜25時(午前1時)まで営業しており、仕事が遅くなった日でもプレーが可能なんです。
これは関西全域を見ても非常に珍しい特徴です。また、会員制だけでなくビジター利用も積極的に受け入れているため、月会費を払わずに「行きたい時だけ行く」という使い方もできます。初回体験が無料だったり、ドリンク付きの交流イベントを開催していたりと、独自サービスでファンを増やしています。
また、ミズノスポーツプラザ京都伏見でも、ワンコイン(500円)で参加できる体験会が企画されることがあり、特にコスト重視の方は見逃せません。
そして和歌山県の紀の川市では、スポーツメーカーのミズノと自治体が連携したモデルケースが進んでいます。紀の川市民体育館を拠点に、500円〜800円程度で参加できる交流会やゲームデーが頻繁に開催されています。
行政がバックアップしている安心感に加え、これだけ安価に参加できるのは大きな魅力ですよね。公共施設を活用したモデルは、とにかくコストを抑えて楽しみたい方にとって最強の選択肢と言えるでしょう。
ただし、公共の体育館を利用する場合は、空調設備がスクールほど整っていない場合もあるため(特に冬場の寒さ)、事前の防寒対策などはしっかりとしていく必要があります。
一人でも参加できる練習会等の探し方
「ピックルボールに興味はあるけど、周りにやっている友達がいない…」こういった方も多いと思いますが、諦める必要は全くありません。
実は、ピックルボールは一人で始めてそこで新しい仲間を作る人が非常に多いスポーツなんです。テニスやバドミントンのように固定ペアが必要な場面ばかりではなく、その場にいる人と楽しむ文化が根付いています。
一人で参加する場合の探し方として、まず一番手っ取り早いのは、前述した神戸の専用施設(DPC KOBE)のような場所で開催されている「オープンプレイ」や「体験会」に申し込むことです。
これらは最初から「個人参加」を前提とした枠組みなので、一人で行っても浮くことはありませんし、スタッフさんが必ずフォローしてくれます。
次に、スマートフォンのアプリやWebサービスを活用するのも賢い方法です。特にテニスプレーヤーによく使われている「テニスベア」というアプリでは、最近ピックルボールのイベント募集が急増しています。
ここでは個人の主催者やサークルが「初心者歓迎」「ラケット貸します」「女性募集中」といった具体的な条件で練習会を募集しており、参加者のレベルや過去のレビューも見れるため、初めての場所でも比較的安心して参加できます。
大阪狭山市の地域サークルや、兵庫のエスペランサ神戸などの草の根活動も、こうしたプラットフォームで見つけることができます。
また、意外な穴場としてフィットネスクラブがあります。例えばティップネス(京橋店など)では、スタジオプログラムの一環としてピックルボール体験会を実施していることがあります。
既存のフィットネススタジオを使用するため、天井が低く「ロブ(高く上げるボール)が打てない」などの物理的な制約はありますが、その分「ガチ勢」が少なく、純粋に運動を楽しみたい層が集まりやすいです。
ジム会員でなくても参加できるイベントも多く、参加費もリーズナブルなため、まずは雰囲気を知りたい、激しい運動は不安だけど体は動かしたいというエンジョイ派の方には、心理的なハードルが低くて非常におすすめです。
SNSでの検索のコツ
InstagramやX(旧Twitter)で「#ピックルボール大阪」「#ピックルボール初心者」などのハッシュタグ検索をするのも有効です。サークルの活動風景動画をアップしているところも多いので、自分に合いそうな雰囲気かどうかを事前にチェックできます。
目的や料金で選ぶおすすめ施設一覧
ここまで紹介した情報を踏まえて、皆さんの目的や予算、そして「どのような環境でプレーしたいか」に合わせた選び方を表にまとめました。
施設ごとに特徴が大きく異なるため、自分の優先順位(安さなのか、快適さなのか、学びなのか)と照らし合わせて検討してみてください。
| エリア・施設名 | 主な形態 | 概算費用目安 | 特徴・こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| 兵庫(DPC KOBE) | 専用施設 | 2,500円〜4,400円 | 【質を重視】日本最大級の専用コートでプレーしたい、一人でもオープンプレイに参加してみたい人 |
| 大阪(ノア・ラスティ等) | スクール | 月8,800円前後 | 【学びを重視】冷暖房完備で快適にプレーしたい、基礎から体系的にレッスンを受けたい人 |
| 滋賀・和歌山(公共施設) | イベント・サークル | 200円〜1,300円 | 【安さを重視】とにかくコストを抑えて始めたい、家族や友人とレクリエーションとしてプレイしたい人 |
| 京都(サングリーン) | 専用コート | 2,750円〜4,400円 | 【時間を重視】仕事帰りの遅い時間(深夜)にプレーしたい、ビジター利用で柔軟に通いたい人 |
| 大阪(ティップネス等) | フィットネス | 1,500円前後 | 【気軽さを重視】買い物のついでやジム感覚で体験したい、競技性よりも運動不足解消を目的とする人 |
選び方のヒントとしては、まず「通い続けられる場所にあるか」を考えてみてください。どんなに素晴らしい施設でも、片道2時間かかると足が遠のいてしまいます。
次に「誰とやるか」です。一人ならスクールやオープンプレイ、友人と一緒ならコートレンタルやサークル参加がスムーズです。迷ったら、まずは一番近くの施設の「体験レッスン」に行ってみるのが正解です。一度やってみれば、自分が何を求めているかがクリアになるはずですよ。
※料金やスケジュールは2025年12月時点の目安です。詳細は必ず各施設の公式サイトや予約ページで最新情報をご確認ください
関西でのピックルボール体験に必要な準備
行きたい場所が決まったら、次は具体的な準備です。「手ぶらでOK」と書いてあっても、本当に財布とスマホだけで行っていいの?と少し不安になりますよね。
ここでは体験当日までに確認しておくべきポイントや、関西ならではの気候事情も含めた注意点についてお話しします。
初心者はラケットレンタルの有無を確認
これから始める方がいきなりパドル(ピックルボールではラケットのことをパドルと呼びます)を購入する必要はありません。というより、最初は買わない方が良いと私は思います。
なぜかと言うと、パドルには「重さ」「表面の素材」「グリップの太さ」など様々な種類があり、自分のプレースタイルもわからないうちに見た目だけで高いものを買ってしまうと後悔する可能性が高いからです。価格も数千円のエントリーモデルから、3万円以上するプロモデルまでピンキリです。
関西の主要なスクール(ノアやラスティなど)や体験イベントでは、ほとんどの場合「レンタル無料」または「参加費込み」になっています。スクール側もまずは初心者に楽しんでもらいたいので、使いやすい入門用のパドルを用意してくれています。
ただし、専用施設のDPC KOBEや一部のサークル、または格安の公共施設イベントでは、数百円のレンタル料が別途かかる場合や、貸出本数に限りがある場合もあります。
そのため、予約や申し込みをする際に「初心者なのですが、パドルはお借りできますか?有料ですか?」と一言確認しておくと安心です。
まずはレンタル品でボールを打つ感触を確かめて、「これからも続けたい!」「もっとスピンをかけたい!」と思ったなら、自分に合ったマイパドルを探し始めましょう。
ショップ併設の施設なら試打をしてから購入することも可能です。 パドルの種類や選び方についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
体験に適した服装やシューズの選び方
服装については基本的にTシャツにハーフパンツ、ジャージなど、動きやすいスポーツウェアなら何でもOKです。専用のウェアを買う必要はありません。ただ、一つだけ気を付けたいのが「ウェアの色」です。
ピックルボールで使用されるボールは、多くの場合、視認性の高い「黄色」が使われます。そのため、上下黄色のウェアを着ていくと、相手がボールを見失ってしまう可能性があります。
公式戦では明確にマナー違反やルール違反とされることもありますし、体験会や練習会であっても、動体視力が低下しがちなシニアの方も多く参加されているため、「ボールが見にくい」と言われてしまうかもしれません。
お互いに気持ちよくプレーするためにも、念のため黄色以外のウェアを選んでおくのが無難です。
そして、服装以上に重要なのが「シューズ」です。これだけは間違えると、最悪の場合プレーさせてもらえないこともあります。
体育館の場合(滋賀・和歌山・学校開放など)
必ず「屋内用シューズ(体育館シューズ)」を持参してください。靴底が綺麗に洗浄されていても、外履きとして使った靴で入るのは厳禁です。
また、床に黒い跡がつかない「ノンマーキング」タイプ(バドミントンやフットサル用などの靴底が飴色のもの)が推奨されます。公共施設の管理員さんはこの点に非常に厳しいことが多いです。
専用コート・テニススクールの場合(大阪・神戸など)
基本的には「テニスシューズ」がベストです。テニスシューズには「オールコート用」「オムニ(砂入り人工芝)用」「カーペット用」などの種類がありますが、インドアのピックルボールコートでは「オールコート用」や「カーペット用」が適している場合が多いでしょう。
DPC KOBEのように専用サーフェスの場合は、屋内用テニスシューズが必要です。ランニングシューズでもプレーは可能ですが、横の動きに弱く捻挫のリスクがあるため、本格的にやるなら専用シューズを用意することをおすすめします。
また、関西の気候対策も忘れてはいけません。空調完備の施設なら良いですが、冬場の体育館は底冷えします。プレー中は暑くなりますが、休憩中は急速に体が冷えるため、着脱しやすいパーカーやウィンドブレーカーが必須です。
逆に夏場の体育館はサウナ状態になることもあるので、大量の水分と着替え、タオルを多めに持参しましょう。
これだけは覚えたい!基本ルールの解説
体験会ではインストラクターや主催者が丁寧に教えてくれますが、事前に予習をしておくと、説明を聞いている時間を短縮でき、その分たくさんボールを打つことができます。
ピックルボールにはテニスや卓球と似ている部分もありますが、いくつかの独特なルールも存在します。ここでは、最低限これだけ知っていればゲームができるという3つのポイントについて解説します。
1.ノンボレーゾーン(通称:キッチン)
ネット際の両側2.13メートルのエリアは「キッチン」と呼ばれ、このエリア内に足を踏み入れた状態でノーバウンドのボール(ボレー)を打つことは禁止されています。
テニスのようにネットに詰め寄って強烈なスマッシュを打ち続ける、ということができないようになっており、このルールのおかげでパワーがない人や背が低い人でも、技術と戦略で勝つことができるのです。
(出典:一般社団法人日本ピックルボール協会『ピックルボールの基本的ルール』)
2.2バウンドルール(ダブルバウンスルール)
これは初心者が一番戸惑うルールかもしれません。サーブを打った後、レシーバー(受ける側)は必ずワンバウンドさせてから返球しなければなりません。ここまではテニスと同様ですが、その返球されたボールをサーバー側(サーブを打った側)も、もう一度バウンドさせてから打たなければならないのです。
つまり、3球目(サーブ→レシーブ→3球目)まではボレー禁止です。これによりサーブ&ボレーで瞬殺するような展開がなくなり、ラリーが長く続くよう設計されています。
3.スコアリング(得点の数え方)
ピックルボールでは基本的に「サーブ権を持っている側」にしか得点は入りません。レシーブ側がラリーに勝っても点数は入らず「サーブ権が移動する」だけです。(サイドアウト)
通常は11点先取で、2点差をつければ勝ちとなります。サーブ時のスコアのコールも独特で、「自分の点数、相手の点数、サーバー番号(1か2)」の3つの数字を言います。(例:3-2-1)
このように、いくつかの独自ルールがあるため最初は複雑に感じるかもしれませんが、やっているうちに自然と覚えられるので安心して大丈夫です^^
ピックルボールのルールについてさらに詳しく知りたい方は、以下のリンク先も参考にしてください。
ローカルルールやマナーへの配慮
楽しくプレーを続けるためには、ルールだけでなくマナーも大切です。特に関西のピックルボールコミュニティは「楽しむこと(Have Fun)」を重視する傾向が強いですが、いくつか気をつけておきたいポイントがあります。
まず最も配慮が必要なのが「音」の問題です。ピックルボールはプラスチックの硬いボールをパドルで弾くため、「カコン!」という独特の高い音が鳴ります。
これがプレーヤーにとっては爽快感でもあるのですが、住宅街に近い屋外のテニスコートや公園などでは、近隣住民にとって騒音トラブルの原因になることがあります。
今回ご紹介した関西の主要施設はインドアであったり防音壁があったりと対策がされていますが、許可されていない場所で勝手にプレーするのは避けた方がよいでしょう。
また、オープンプレイやサークル活動では「挨拶」と「譲り合い」が基本です。ピックルボールはテニスよりもコートが狭く、プレーヤー同士の距離が近いため、コミュニケーションが頻繁に発生します。
良いショットには敵味方関係なく「ナイスショット!」「ナイスボール!」と声を掛け合い、ミスをしても「ドンマイ!」と笑顔で励ます文化があります。ガチになりすぎて相手のミスを責めたり、無言で不機嫌になったりするのはマナー違反です。
特に関西の人はフレンドリーな方が多く、初めて参加しても気さくに話しかけてくれることが多いので、わからないことがあれば素直に「初心者なので教えてください」と言えば、きっと親切に教えてくれますよ。
相手へのリスペクトと楽しむ気持ちを忘れず、笑顔でプレーすることが、関西のコミュニティに溶け込む一番の近道です。
関西でのピックルボール体験の始め方について総括
関西エリアでのピックルボール事情について、施設情報から準備するもの、マナーに至るまでご紹介してきました。
大阪や神戸の最新スクールでしっかりと基礎を学ぶのも良し、滋賀や和歌山の公共施設でリーズナブルに楽しむのも良し、あるいは京都で仕事帰りに汗を流すのも良し。
近年、関西にはそれぞれのライフスタイルや目的に合わせた選択肢が豊富に用意されており、今、この記事を読んでくれているあなたは、もう新しい趣味への入り口に立っています。
ピックルボールは年齢や性別、スポーツ経験を問わず、誰もがすぐに楽しめる夢のようなスポーツです。最初は不安なこともあるかもしれませんが、一度パドルを握ってボールを打ってみれば、その爽快感と楽しさにきっと夢中になるでしょう!
まずは勇気を出して、近くの施設や体験会に申し込んでみてください。コートの上で笑顔でハイタッチする新しい仲間たちが、あなたを待っていますよ^^








